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損保ジャパンとピクセルインテリジェンス、自動運転サービスの実現へ業務提携 技術と保険・リスク管理を一体提供

2025/12/16(火)

損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)とピクセルインテリジェンス株式会社(以下、ピクセルインテリジェンス)は2025年12月12日、安心・安全な自動運転モビリティ空間サービスの実現に向けた業務提携を発表した。

本提携により、ピクセルインテリジェンスの車両開発技術と、損保ジャパンの事故対応・リスク管理ノウハウを融合させ、自動運転サービスの社会実装を加速させる。

自動運転技術はレベル4解禁など法的環境の整備も進み、実用化のフェーズに入っている。ピクセルインテリジェンスは、「ジャパンメイド」にこだわり、国内(神奈川県茅ヶ崎市)に自社工場を持つ自動運転EV車両メーカーだ。

同社の自動運転EVバス「RoboBus」は、単なる移動手段にとどまらず、観光体験の提供や移動販売など、付加価値の高いモビリティ空間の創出を目指している。

一方、自動運転サービスの普及には、技術だけでなく事故時の対応やメンテナンス体制など、安全性と信頼性の確保が不可欠だ。

損保ジャパンはこれまで多くの実証実験で培った知見をもとに、自動運転導入を包括的に支援するソリューション「SOMPO ALCS(アルクス)」を提供してきた。

今回の提携では、ピクセルインテリジェンスが車両の開発・製造および遠隔監視システムを提供し、損保ジャパンおよびSOMPOグループ各社が「SOMPO ALCS」を通じてリスクアセスメント、専用保険の提供、緊急時の駆けつけ対応、整備工場網の構築支援などを担う。

これにより、自治体や事業者は、車両というハードウェアと、運行の安全を支える保険・サポート体制をパッケージとして導入が可能となる。

両社は2025年度より実証実験を開始し、公共交通だけでなく地域観光分野においても商用サービス展開を本格化させる方針だ。技術と安心を一体化させたソリューションで、地域課題の解決とモビリティ社会の発展に貢献するとしている。

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