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損保ジャパンら、自動運転車の遠隔見守りサポートアプリを開発

2021/2/26(金)

(上)実証実験で東京から遠隔監視を行う様子、(左下)遠隔見守り画面正常時、(右下)遠隔見守り画面異常検知時

(上)実証実験で東京から遠隔監視を行う様子、(左下)遠隔見守り画面正常時、(右下)遠隔見守り画面異常検知時

損害保険ジャパンとロードアシスタンスサービスを提供するグループ会社のプライムアシスタンスは、自動運転車向け遠隔見守りサポートアプリを開発し、22日に発表を行った。
損保ジャパンは2018年9月にコネクテッドサポートセンターをプライムアシスタンスに開設した。2019年2月には自動運転サービスの導入を支援するインシュアテックソリューション「Level IV Discovery」の共同開発に向けて、自動運転システム開発のティアフォー、および高精度三次元地図製作のアイサンテクノロジーと業務提携契約を締結し、これまで全国70カ所以上で自動運転の実証実験に参画している。

今回開発した「SOMPO自動運転見守りアプリ」には、複数台の走行車両に対する遠隔見守り以外にも走行地点の地図情報・走行車両の位置情報の取得、該当車両の特定・警告音などの異常検知、最後が乗客やレッカー会社等との通話などの機能がある。1人のオペレーターが同時に走行する複数台の自動運転車を遠隔地から見守り、必要となるサポートを迅速に提供するサービスを構築する。

また、アプリを使った実証実験を2021年1月に長野県塩尻市で行った。この実証実験では、走行中に事故やトラブルが発生した場合も検証した。事故やトラブルが発生した場合には、コネクテッドサポートセンターのオペレーター画面に異常検知アラートが出現する。この状態で画面をクリックすると遠隔見守り画面からトラブルサポート画面へ遷移し、自動運転車の状況の把握、オペレーターから能動的な乗客への呼びかけ、走行不能となった自動運転車のレッカー手配などを行うという流れだ。

なお両社は、「SOMPO自動運転見守りアプリ」を活用した実証実験を継続し、2021年度中に機能の改善・拡充を図り、2022年度以降に施設内、2025年度以降に公道で走行する自動運転車の遠隔見守りにおいて実用化を目指す。

さらに、自動運転車のほか自動搬送ロボットの遠隔見守りでの活用も視野に、コネクテッドサポートセンターにおける次世代モビリティ実装に向けた研究開発を進める方針だ。

(出典:損保ジャパン Webサイトより)

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