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臨海副都心エリアでMaaS実証実験 バーチャル観光や混雑の予測回避も検証

2021/2/26(金)

「ここ地図」PR画像

(KDDIらの共同プレスリリースより)

KDDI株式会社、東京臨海高速鉄道株式会社、一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会、株式会社ドコモ・バイクシェア、 株式会社ナビタイムジャパン、 株式会社ゆりかもめは、2月25日から、東京臨海副都心エリアにおけるMaaS実証実験を開始する。

【2021.02.26 更新】本文「エリアの混雑状況」ならびに「電車の混雑予測」の記載に誤りがあったため、該当箇所を修正いたしました。謝った情報を発信し、大変失礼いたしました。

今回の実証実験は、昨年度に引き続き、東京都が公募した「令和2年度 MaaS 社会実装モデル構築に関する実証事業」に採択され、実施するもの。昨年度は「エリアまでの移動利便性の向上」「エリアでの回遊性の向上」を目的に掲げ、今年度は新たに With/After コロナによる移動需要の減少に対する「エリアへの安全・安心なおでかけ機会の創出」という課題解決に向けた取り組みを、今年1月中旬から開始する予定だった。

しかし、新型コロナウイルス感染症の感染状況などに鑑みて当初予定していた観光MaaSのうち、お台場周辺施設のオンラインコンテンツなどを活用したバーチャル観光の検証と、混雑情報の可視化やシェアサイクルを含んだマルチモーダルルート検索などの提供によるMaaS実証実験を、『Enjoy!おうちでお台場』として実施する。

「おうちでお台場」PR画像

(KDDIらの共同プレスリリースより)



■実証実験概要

実証実験は、2月25日から3月22日にかけて実施。なお、『Enjoy !おうちで お台場』の実証実験用サイトを設ける。

オンラインでのバーチャル観光によって、将来的な観光需要を醸成する取り組みでは、お台場にゆかりのあるTVアニメとコラボレーションしたバーチャルコンテンツを提供する。移動や外出が難しい状況下でもエリアの魅力発信を続けることで、移動や観光再開後に多くの訪問者に訪れてもらえる環境づくりを目指す。また、臨海エリアや施設の魅力を伝える動画や、体験・アクティビティ紹介サイトなど、オンラインでお台場の魅力を体験・学習できるコンテンツも提供する。

各施設のコンテンツ画面イメージ

(KDDIらの共同プレスリリースより)



さらに、対象エリアを生活圏とする人の日常の移動や、今後観光で実際にエリアを訪問する際の移動のサポートとして、地図アプリ『ここ地図』内で「混雑エリアマップ」、「モビリティの混雑予測予測表示」、「混雑回避ルート提案」などの機能で混雑を可視化し、密を避けた移動をサポートする。

「混雑エリアマップ」には「KDDI Location Data」を活用し、エリアの混雑状況を9段階に色分けして地図上に表示する(情報は15分ごとに更新)。

「モビリティの混雑予測情報表示」と「混雑回避ルート提案」では、目的地までのルート検索結果に、電車の混雑予測を4段階のアイコンで表示する通常のルート検索結果に加え、 シェアサイクルを使った自転車のルートや、 混雑を回避できるルートがある場合は「混雑回避ルート」の提案を行う。また、電車・バス・水上バス・東京ベイシャトル・フェリー・タクシー・シェアサイクルなどの交通手段を組み合わせた最適なルートや、徒歩のみのルート、自転車のみのルートなども検索できる。

混雑度情報・回避ルートの画面イメージ

混雑度情報・回避ルートの画面イメージ
(KDDIらの共同プレスリリースより)



■各社の役割 (五十音順)

KDDI:実証実験の企画・運営、アプリ開発サポート、XRコンテンツの開発・提供、ロケーションデータの提供、プロモーション
東京臨海高速鉄道:りんかい線の運営、観光コンテンツの提供観光コンテンツの提供
東京臨海副都心まちづくり協議会:観光施設情報などの観光コンテンツの提供、東京ベイシャトル
ドコモ・バイクシェア:シェアサイクルの運営
ナビタイムジャパン:実証実験の企画・運営、アプリ開発、マルチモーダル経路探索エンジンの提供、交通・エリアの混雑情報の提供、移動データ分析
ゆりかもめ:ゆりかもめの運営、観光コンテンツの提供観光コンテンツの提供

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