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ソニー×ヤマハ、エンターテインメント用の自動運転車のサービス 11月から沖縄で開始

2019/10/17(木)

発表会で披露した、サービスで使う実際の車両。 左から:ソニー株式会社 AIロボティクスビジネスグループ 商品企画部担当部長 江里口真朗氏、株式会社カヌチャベイリゾート 代表取締役社長:白石武博氏、東南植物楽園 副園長:宮里高明氏、ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 事業企画統括部 商品企画部:田口慎一郎氏

ソニー株式会社(以下「ソニー」)とヤマハ発動機株式会社(以下「ヤマハ発動機」)は、10月17日に発表会を開いた。発表会において、両社が共同に開発したエンタテインメント用車両Sociable Cart(ソーシャブルカート):SC-1を用いたサービスを2019年11月1日から開始すると発表し、実車を披露した。また、第一弾となるサービスは沖縄県名護市のカヌチャベイリゾートと沖縄市の東南植物楽園で実施する予定。
ソーシャブルカートであるSC-1は、人の視覚能力を超えるイメージセンサーを車両前後左右に搭載し、360度全ての方向にフォーカスが合された映像を車内のディスプレイに映し出すことで、車両周囲の環境を一度に把握できることに加え、搭載したイメージセンサーの超高感度な特性と内部に設置されたディスプレイの高い解像度により、昼夜を問わずライトなしに認識できる。

今回は、室内や車体側面にビルトインされている高精細ディスプレイに、カメラで捉えた車両の前後左右の様子や走行場所に応じた様々な映像、及び、ソニーが開発した技術である「融合現実映像(Mixed Reality)」を映し出すことができ、乗員がディスプレイで見ることが出来る周囲の環境を捉えた映像に様々なCGを重畳することで、これまでの自動車やカートでは景色を見るだけであった車窓がエンタテインメント空間に変貌し、移動自体をより楽しめるようになる。

今回実施するサービス「ムーンライトクルーズ」は、日没後にSociable Cart SC-1に乗車して体験するもの。乗員は車両をコントロールすることなく、超高感度なイメージセンサーと高解像度ディスプレイが映し出す夜間の走行シーンをベースに、融合現実感技術が創り出すエンタテインメントコンテンツを楽しめる。このサービスでは乗員の感覚を刺激する仕掛けをいくつも用意して、星空のもと、実世界では体験できない超自然体験を感じることの出来るツアーとしている。また、より多くのお客様に楽しめるよう二種類のコンテンツを用意している。

両社は共に、移動をエンタテインメント体験の場に変えるSC-1を、今後ゴルフ場や植物園以外の各種アミューズメント施設や商業施設などへも展開し、新たな楽しみを提供していく予定だ。

■乗車して体験できるコンテンツ

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