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タイヤ内発電技術で電力安定供給、住友ゴムと関西大学が共同で実施

2023/10/13(金)

タイヤ内に取り付けた
2種類の発電デバイス

住友ゴム工業株式会社(以下、住友ゴム)は10月11日、静電気を利用した2種類の発電デバイス(エナジーハーベスト※1)をタイヤの内側に取り付け、タイヤの回転により、幅広い速度域で安定した電力を発生させること成功したと発表。タイヤ内部に設置したTPMS※2の稼働を確認したという。

※1 環境発電。身の回りの使われずに捨てられている、光、振動、熱などのわずかな環境エネルギーを拾い集めて活用する技術。
※2 Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム(プレスリリースより)

今回の取り組みは、関西大学の教授である谷弘詞氏と共同で行ったものだ。今回の技術は、タイヤセンシングの一番の課題であるセンサーデバイスの電池寿命を解決する手段であり、この実現によりタイヤセンシングの実用化を大きく前進させることができるという。

また、今回の取り組みの成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の結果得られたものだ。なお、住友ゴムは、今後も「タイヤがクルマとつながる、人とつながる、社会とつながる」をキーワードとして、安全・安心なモビリティ社会の実現に向けて住友ゴム独自の価値を提供し続けると述べている。



(出典:住友ゴム Webサイトより)

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