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住友電工、米国でのレドックスフロー電池事業本格化 10億円規模投資へ

2023/2/14(火)

住友電工社長 井上治氏

住友電気工業株式会社(以下、住友電工)は、米国でのレドックスフロー電池※ 事業を本格化する。2月13日付のプレスリリースで明かした。今後北米では10億円規模の初期投資を行うという。
※ バナジウムなどのイオンの酸化還元反応を利用して充放電を行う蓄電池
再生可能エネルギーの導入が世界的に進展する中、蓄電池導入は不可欠となっている。同社のレドックスフロー電池は、北米において「系統側の需給調整力」、「非常時のマイクログリッド運用」、「エネルギー市場およびアンシラリーサービス市場での取引」用途として評価されているという。

同社は、2月7日~2月9日に米国・サンディエゴ国際会議場(San Diego Convention Center)で開催された世界最大規模の電力関連技術展「DISTRIBUTECH International 2023(以下、DISTRIBUTECH)」期間中に、レドックスフロー電池事業本格化を発表した。特に、米国での長時間型蓄電池市場でレドックスフロー電池を提供し、世界中のGXに貢献する予定だ。

同社のレドックスフロー電池の特長は、「高い安全性」、「設計自由度の高さ」、「長寿命」だ。設置寿命は20年以上であり、電解液は半永久的に利用可能、充放電回数に制限はない。 DISTRIBUTECH期間中も、さまざまな米国事業者から、同社の実績やレドックスフロー電池のポテンシャルに対する期待の声を得ているという。

なお、同社は、今後レドックスフロー電池の現地生産・現地設置体制を構築し、北米でのプレゼンスを確立する構想だ。今後とも「グリーンな地球と安心・快適な暮らし」の実現にむけて取り組み、サステナブルな社会の実現を目指していくと述べている。

(出典:住友電工 Webサイトより)

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