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AIオンデマンド交通で貨客混載 住友商事らが産官学連携で実証

2025/8/14(木)

Mile One概要

住友商事、セイノーホールディングス(以下、セイノーHD)、大新東、REA社は8月12日、国土交通省による「共創モデル実証運行事業」※1 の採択を受け、2025年10月1日から山口県下関市豊田町(以下、豊田町)で、産官学連携の取り組みとしては国内初となるAIオンデマンドシステム※2 と貨客混載※3 を組み合わせた地域モビリティサービス「Mile One(マイルワン)」の実証実験開始を発表した。

マイルワンは、AIを活用したオンデマンド交通システムと、旅客・貨物を同一車両で運ぶ貨客混載機能を組み合わせた、新しい地域モビリティサービスだ。AIにより利用者の予約に対してリアルタイムで最適な配車を行うことで、少ない車両とドライバーでも効率的な運行を可能にし、持続可能な地域サービスの提供を目指す。

また、同実証では、豊田町で運行されている生活バスにAIオンデマンド機能と貨客混載機能を導入。下関市立大学と連携して効果を測定し、地域の実情に合った効果測定項目/方法を定義した上で、定量データや利用者アンケート/ヒアリングを基に改善につなげる予定だ。2025年10月1日から2026年3月31日まで実施し、今後は全国への展開を目指すという。

※1 国土交通省が推進する、地域における複数の関係者が連携・協働し、地域公共交通の維持・活性化に取り組む実証プロジェクトを支援する事業。
※2 AIを活用した効率的な配車により、利用者予約に対し、リアルタイムに最適配車を行うシステム。
※3 旅客輸送と貨物輸送を同じ車両で同時に行う輸送形態。バスやタクシー、鉄道、飛行機などの旅客向けの輸送手段の空きスペースを活用して、貨物を輸送する。人手不足や物流需要の増加に対応する手段として注目されている。(プレスリリースより)

マイルワンプロジェクト
概要



(出典:住友商事 Webサイトより)

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