住友商事、石垣市で電動スクーターシェアリングサービス開始
2018/1/31(水)
Gogoroが日本初上陸
石垣市と住友商事株式会社(以下「住友商事」)は、 「新たな価値の創造による″持続可能な発展″を目指した島づくり」に取り組んでいる。 第一弾として、 住友商事の100パーセント連結子会社である株式会社e-SHARE石垣(以下「e-SHARE石垣」)が台湾のGogoro社製バッテリー交換式電動スマートスクーター(100台から導入)と交換式バッテリー用充電ステーション(4カ所)を活用し、 シェアリングサービス(以下「GO SHARE」注1)を2月5日より開始する。Gogoro社は住友商事から出資を受けており、同社の車両およびサービスの提供は日本では初の試みとなる。GO SHAREの展開については、 石垣市が内閣府の沖縄離島活性化推進事業補助金を活用し、 再生可能エネルギー設備を設置する。 住友商事およびe-SHARE石垣はスマートスクーターと充電ステーションを導入して事業運営を実施することで、 自然環境に配慮した交通手段を観光客や市民に提供する。 充電ステーションの一部には太陽光パネルを設置し、 再生可能エネルギーを最大限活用し、 災害時には防災拠点への緊急電力としても活用する方針。 スクーターには機動性があり、 悪路や小道走行などが可能となり、 災害時における有効な移動手段の一つとなることから、 住友商事は石垣市と協定を結び、 e-SHARE 石垣を通じて災害時に市民や観光客に無償でスマートスクーターを提供する。こうした活動を通じ、 石垣市の目指す安全安心な観光地づくりに協力していく考えだ。
e-SHARE石垣は2月5日から100台体制でサービスを開始し、 来年度中にはGO SHAREにスマートフォンによるアプリケーションを導入して更なる利便性を図り、 需要に応じて順次追加投入を目指している。 e-SHARE石垣の運営には、 沖縄ツーリスト株式会社が支援を行う。 また今後、 住友商事の100パーセント子会社である住友商事九州株式会社もe-SHARE 石垣へ出向者を派遣し、 運営サポートを本格化する予定。
石垣市と住友商事は、 GO SHAREを通して石垣市の世界に誇る自然環境の保全に貢献し、 自然が育んだエネルギーと先端技術を組み合わせ、 市民の生活をサポートし、 魅力ある観光資源の発掘・育成に取り組んでいく方針で、石垣市エコアイランド構想に向けた様々な取り組みを進捗させる構えだ。