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T2、佐川急便、セイノーが自動運転トラック幹線輸送の実証実験

2024/7/12(金)

左から佐川急便 枝川和弘取締役、セイノーホールディングス 河合秀治 執行役員、T2 森本成城 CEO

左から佐川急便 枝川和弘取締役、セイノーホールディングス 河合秀治 執行役員、T2 森本成城 CEO

株式会社T2、佐川急便、セイノーホールディングスは、T2開発の自動運転トラックによる日本初とする幹線輸送の実証実験を東京と大阪間の高速道路の一部で行うと7月11日、発表した。2024年10月から25年6月にかけて実証する。レベル4自動運転トラックを活用した27年の幹線輸送を計画しており、協議会の設立も今後検討する。
実証実験では、東京―大阪間の「東名高速道路」「新東名高速道路」「伊勢湾岸道」「名神高速道路」「新名神高速道路」「京滋バイパス」で、運転席にドライバーが乗車する自動運転トラックに荷物を積み、※幹線輸送(路線便)を行う。高速道路上の自動運転と、自動運転による幹線輸送の路線検証をする。
※周辺エリアの大量の荷物を集めた拠点から、他のエリアの集積拠点まで大型トラックなどで輸送すること(3社ニュースリリースより)
佐川急便、セイノーHDの2社は、陸送を長距離フェリーや鉄道輸送に置き換えるモーダルシフトや、ラストワンマイル配送ルートのAIによる提案など、「物流の2024年問題」に代表される課題への対策をさまざまに講じてきた。自動運転による幹線輸送をT2と進めることで新しい運送のモデルを生み出し、27年のレベル4幹線輸送実現を目指す。

T2は24年6月、政府がデジタルライフライン全国総合整備計画にて自動運転車優先レーンとして位置付けている、新東名高速道路の「駿河湾沼津SA―浜松SA間約116キロ」の連続自動走行に成功したと発表している。

T2 森本成城CEOのコメント
「今回の実証は、2025年の事業開始に向けた重要なステップです。「日本の物流を共に支える」という大義に共感頂き、素晴らしいパートナーと共に自動運転技術を活用した未来の物流に向けたチャレンジができること大変嬉しく思います。今後、セイノーHD・佐川急便と共に自動運転トラックでの幹線輸送実現に向けた協議会の設立を目指しておりますが、本取組みを加速化させるべく、自動運転トラック幹線輸送に関わる幅広い業界の方々からの御賛同・御参画を切に願っております」

佐川急便、セイノーの荷物をT2の自動運転トラックで幹線輸送する

佐川急便、セイノーの荷物をT2の自動運転トラックで幹線輸送する

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