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佐川急便、オプティマインドのルート最適化サービスを導入 業務効率化へ

2021/10/5(火)

Loogiaを用いた実地検証
運用イメージ

佐川急便株式会社(以下、佐川急便)は、ルート最適化サービス「Loogia(ルージア)」を10月5日より導入する。10月4日付のプレスリリースで明かした。

「Loogia」は、株式会社オプティマインド(以下、オプティマインド)の提供するラストワンマイルに特化したルート最適化サービスだ。これまで三菱商事株式会社などと実証実験を行っている。



佐川急便も2020年8月、Loogiaを用いて集配先順序並び替えを実施した実地検証を行った。このときの検証では、時間帯指定を含めた80個を業務経験年数や習熟度の異なるドライバーにて14日間実施した。

検証した項目は、ルート組み時間、配送業務時間、走行距離の3点だ。現状運用とLoogiaを用いた運用で結果を比較。その結果、Loogiaを用いた方がルート組みや配送業務時間が短縮され、それに伴い走行距離も短くなることを確認している。

Loogiaを用いた実地検証
検証結果



2020年11月~12月に実施した試験導入では、佐川急便の全国で約500名のドライバーにおける集配業務で試験導入を実施した。利用後のアンケート結果では、特に職務経験が浅いドライバーや、担当エリアの習熟度が低いドライバーから継続的な利用を希望するという意見を得ている。また、営業所の管理者からも新人ドライバーや応援ドライバーには特に有効で、職務経験が浅くても即戦力化が期待できるという声もあった。

一方で、より効果的に業務効率化を目指すための課題も顕在化した。具体的には、Loogiaを既存のドライバー端末に搭載する際の操作性の向上や、配送業務におけるドライバーノウハウのアルゴリズム化などだ。これらの課題解決に向けて、引き続き継続検討している。

今回の取り組みは、佐川急便の集配業務で使用する情報端末とリアルタイムで最適な集配順序の決定を行うLoogiaをAPI連携。さらに、これまでアナログで行っていた集配順序の決定をシステム化する。これにより、ドライバー業務の効率化を図る。ドライバーが出発前に行う集配先の位置確認やルート決めなどを自動で行い、配達の進捗や再配達などの集配状況に応じてルートを再計算する。これにより、集配業務の効率化を図るという。

(出典:佐川急便 Webサイトより)

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