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ティアフォー、都内で実施したロボットタクシーのプレサービス実証結果発表

2025/2/19(水)

株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)は2月18日、2024年11月にお台場、12月に西新宿で、既存の交通事業と共存可能なロボットタクシーの社会実装を目指し、段階的な事業化の一環として実施したプレサービス実証結果を発表した。

同実証は、2024年8月に採択された経済産業省による令和5年度補正予算「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金」のうち、自動運転移動サービス用車両開発事業を推進するためのものだ。

具体的な取り組み内容としては、お台場および西新宿の特定区域において、ティアフォーの自動運転システムを搭載したJPN TAXI車両を走行させ、複雑な交通環境下での交差点右左折や路上駐車車両の回避を含む約500個のさまざまなシナリオを評価している。想定された運行設計領域から外れる場合には必要に応じて運転手に運転操作を切り替えながら、安全を優先して実証を進行した。その結果、交通量の多い走行環境に対しても既存の運行設計領域を適合・拡張できることを確認。また、広域の自動運転に必要な技術課題を抽出している。

なお、ティアフォーは、同実証で得られた成果をティアフォーのロボットタクシー用リファレンスデザインに反映し、自動車業界の関連企業に提供していく。これにより、ロボットタクシーに適した車両開発(製造)の参入障壁が低減化され、さまざまな自動車メーカーがロボットタクシーの市場に参入しやすくなるという。そして、2027年度までに、新たにロボットタクシーを導入する地域に対して、リファレンスデザインを活用することで3カ月以内にロボットタクシーの運用を開始できるサービスモデルを構築し、全国各地におけるロボットタクシーの社会実装に貢献していくと述べている。

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