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自動運転等支援のセンサフュージョン開発キット、ティアフォーが提供開始

2023/7/4(火)

ハードウエア構成と
センサフュージョンによる
アプリケーションの例

株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)は6月30日、自動運転やその他の関連するアプリケーションの発展を支援するため、開発者が容易に導入可能なセンサフュージョン開発キットの提供を開始する。

今回提供するキットは、最先端の車載カメラ、車載LiDAR、自動運転用コンピュータを統合し、センサフュージョンによる高度なパーセプション技術の開発環境をワンパッケージで提供する。さらに、ティアフォーの自動運転システム開発で利用実績のあるハードウエアとソフトウエアから構成され、取り扱いに関する説明書も整備されている。

また、今回のキットの導入により、利用者は、適切なセンサやコンピュータの選定、ROS2を用いた開発環境の構築、システム間の同期やキャリブレーション、パーセプションモジュールの開発など、センサフュージョンにかかる技術的課題を解決できる。これにより、高度なパーセプション技術に要する開発工数の削減や製品の市場投入までの時間を短縮することが可能だ。くわえて、今回のキットで提供されるソフトウエアは、オープンソースで公開されている。そのため、利用者は、独自の研究開発を推進するために改良をくわえることもできる。

なお、同社は、今後も今回のキットでサポート対応可能なセンサやコンピュータの機種を増やし、オープンソースとして提供されるパーセプションの機械学習モデルやアルゴリズムをアップデートする。これにより、より多様なユースケースに対応できるように今回のキットを拡張していく予定だ。ほかにも、高画質なカメラ映像データやLiDAR等のセンサデータを活用したMLOpsソリューション(機械学習モデルの開発・運用基盤)の開発を推進し、市場に提供していくと述べている。

ソリューションの特長


インストール手順


ハードウエアの接続構成例

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