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ティアフォー、自動運転モビリティ用カメラを10月から量産、販売へ

2022/9/14(水)

株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)は、車載規格に準拠した自動運転モビリティ用のカメラを10月から量産する。9月9日付のプレスリリースで明かした。

カメラ技術は、従来の運転支援機能やレベル2相当の自動運転機能において重要な役割を担っている。今後レベル3、およびレベル4相当の自動運転機能を開発する上でも不可欠だ。

ティアフォーは、自動運転機能に最適なパフォーマンスを発揮する車載カメラの開発を推進してきた。これまでの自動運転機能の開発、実証実験で得た多くの知見と先進的なソフトウエア設計のノウハウをカメラ開発に注いできた。

同カメラは、過去1年以上にわたるティアフォーのさまざまな自動運転車両への搭載試験にて、物体検知や周囲認識において特に優れた性能を発揮することが確認されている。すでに自動運転車両の標準カメラとして採用済みだ。

また、ティアフォーには、自動運転や運転支援の領域に限らず、自律移動ロボットや警備・監視などさまざまな用途においても、同カメラの採用に関する問い合わせが多数寄せられているという。そこで、同社は、同カメラを10月から量産し、アイサンテクノロジー株式会社、アスメック株式会社、岡谷鋼機株式会社、株式会社PALTEK、菱電商事株式会社の代理店5社から販売を開始する。

さらに、同社は、今後ユーザーの幅広いニーズに対応するため、同カメラを一般のウェブカメラと同様にUSB接続にて利用できるよう、GMSL2-USB3変換キットの製品化を行う予定だ。

くわえて、同社は、Sony社製IMX490 CMOSセンサを採用した5.4メガピクセルの高解像度機種(C2)を新たにラインアップに追加する。ほかにも、カメラ以外のセンサー(LiDARやレーダーなど)や車載コンピュータと統合された自動運転システム開発キットの製品化も推進している。同社は、これらの製品を市場に提供することで、ティアフォーのビジョンである「自動運転の民主化」に向けた取り組みを加速させていくと述べている。

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