ティアフォー、国会定期便で自動運転実証 公共調達による自動運転推進を検証
2025/11/21(金)
ティアフォーは11月20日、経済産業省による2025年度「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業(自動運転車の公共調達の促進 )」に採択されたと発表。経済産業省で運行している国会定期便において、自動運転による実証走行を行い、都心部における自動運転移動サービスの技術的課題を明らかにするとともに、公共調達による自動運転の推進の可能性を検証するという。
同実証は、2025年11月20日から12月19日までの期間、スズキのソリオを使用して、経済産業省、衆議院第一議員会館、衆議院第二議員会館と参議院議員会館を経由する約3.5kmを走行する。ティアフォーは、今回の運行に向けて、ティアフォーが開発を主導する自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」をベースに、ティアフォー独自のロボットタクシー仕様を適用したシステムを構築するという。
さらに、ティアフォーは、運行中に取得される走行データや利用者のフィードバックをもとに、複雑な都市環境における運行設計領域(Operational Design Domain:ODD)や開発・運用上の課題を定量的・定性的に評価。これにより、自動運転移動サービスの公共調達に適した制度・技術的枠組みを提案し、地方自治体や政府機関における普及に貢献していくと述べている。
※ 経済産業省 イノベーション・環境局長 菊川人吾(きくかわ・じんご)氏へのインタビュー








