ティアフォー新型ロボタク開発、設計公開で日本発を普及 22日展示
2025/3/21(金)
ティアフォーは新型ロボットタクシーを開発したと3月21日、発表した。ソフトウェア構成を含む自動運転システムの設計や車両の仕様を公開することでロボタク標準モデルを構築する計画。企業のロボタク参入、普及を促し、日本発技術の競争力強化を図る。3月22日、23日にJR・京王電鉄橋本駅前で開催するイベントでプロトタイプ車両を展示する。
プロトタイプ車の内外装は、ロボタク用途に特化した独自設計。さらに自動運転オープンソースソフト「Autoware」の最適利用に合わせたセンサー構成とし、新規開発のAI対話エージェントを採用した。
開発は、経済産業省2023年度補正予算「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金」を受けての成果。
ティアフォーと、モビリティ関連のコンサルティング会社、AMANEは同補助金の応募でロボタクサービスを日本全国に展開するための車両開発と都内の複数地域でサービス実証を行う「自動運転移動サービス用車両開発事業」を共同提案。両社はパートナー企業と連携して実証・事業化を進めている。
車両を展示するイベント「未来の乗り物大集合! 最新テクノロジーに『触れよう!』『乗ってみよう!』」は、ティアフォーが参画するイノベーション拠点「FUN+TECH LABO」の開所1周年を記念して開催される。FUN+TECH LABOは、JR東海・ティアフォー神奈川県・相模原市の4者が連携する、リニア中央新幹線の沿線事業開発の一環。