TMF、自転車の事故削減に向けた取り組みで東京都大田区と覚書締結
2024/12/16(月)
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(以下、TMF)は12月13日、東京都大田区(以下、大田区)と、自転車の事故削減に向けた総合的な取り組みを行うことに合意し、覚書の締結式実施を発表した。
今回の取り組みでは、インフラ協調型危険回避システム「ITSスマートポール」を活用した実証実験、ブリヂストンサイクル株式会社による自転車利用者への安全意識向上活動を行う。インフラ協調型危険回避システム「ITSスマートポール」を活用した実証実験では、支柱に取り付けたカメラやセンサーで自転車やクルマの動きを感知し、LEDディスプレイ等を使って自転車利用者や自動車ドライバーに情報を表示するシステムを活用し、信号のない交差点において出会い頭事故の未然防止効果等を検証する。ITSスマートポールを活用したポジティブなメッセージの表示によって自転車利用者の一時停止ルールの定着を図る取り組みは、全国初の試みだ。
一方、ブリヂストンサイクル株式会社による自転車利用者への安全意識向上活動では、世代別にターゲットを絞った啓発活動を展開する。具体的には、小学生向けの自転車乗り方教室の開催や、幼稚園・保育園などの送り迎えに自転車を利用する子育て世代向けの安全動画を作成・公開し、手軽に学べるコンテンツを区内に広く展開するという。
なお、同社は、大田区との取り組みを通じて、区内の安全で快適な自転車利用環境づくりに貢献するとともに、自転車の事故削減につながる仕組みの社会実装に取り組んでいくと述べている。
(出典:TMF Webサイトより)