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電動キックボード等の充電にも利用検討 太陽光発電舗装システム試験導入

2021/8/25(水)

東亜道路工業株式会社(以下、東亜道路工業)は、同社本社ビルのエントランスに太陽光発電舗装システムを7月21日に試験的に設置した。8月20日付のプレスリリースで明かしている。
東亜道路工業は、太陽光発電舗装システム「Wattway」を開発しているフランスのColas社およびコラス・ジャパン株式会社(以下、コラス・ジャパン)と、日本での普及を図るため技術協力している。目的は、高温多湿な日本の環境に適応した材料開発だ。
「Wattway」は、Colas社とフランスの国立太陽エネルギー技術研究所(CEA-INES)が共同開発した太陽光発電舗装システムだ。大型車の走行荷重にも耐えられ、厳しい気象条件下においても太陽光発電能力を持続する。
試験的に設置した同システムでは、太陽光発電舗装で発電された電力を夜間用LEDライト、非常用の携帯電話への充電などに利用する。発電した電力をバッテリーに蓄電することも可能であり、多様な活用方法を検討しているという。具体的には、夜間の横断歩道の白線や停止線の発光、災害時での電子機器の非常用電源などだ。

また、東亜道路工業は、歩道用システムを公園の園歩道や日陰の少ない空間に意識して設置することを考えている。同システムによる、電動サイクルや電動キックボードなどのスローモビリティ機器への充電施設としての活用も検討中だ。

なお、同社は、地球環境を配慮したSDGsやカーボンニュートラル社会の実現に向けて、今後もコラス・ジャパンとともに技術的検討を進めていく。さらに、同システムの実用化・普及を図ると述べている。

太陽光発電舗装システム
本格普及に向けた開発の方向性


(出典:東亜道路工業 Webサイトより)

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