東京メトロ、インバウンド向け企画チケットのオンライン決済とQRコード発券を開始
2020/3/2(月)
東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)と東京都交通局は、地下鉄全線が乗り放題となる旅行者向けの企画乗車券「Tokyo Subway Ticket」をQRコードで発見するサービスを3月14日から開始すると発表した。メトロの主要駅に設置された専用端末でチケットの発券が可能になる。
「Tokyo Subway Ticket」は訪日外国人旅行者に人気の乗り放題チケットである一方、多くの利用者が出国前に旅行代理店で決済し、日本の空港などでチケットに引き換えている現状だという。今回のサービスは、同チケットをより簡単に利用できるようにするために実施する。訪日外国人旅行者および一部の国内旅行者がオンライン旅行代理店※もしくはチケットの専用サイトで「Tokyo Subway Ticket」を決済し、そこで取得したQRコードを専用の旅行者向け券売機のQRコードリーダーにかざす。すると、「Tokyo Subway Ticket」が発券される仕組みだ。券売機を設置しているのは東京メトロ69駅・都営地下鉄31駅で、駅の営業時間中ならいつでも発券が可能だとしている。
※東京メトロのプレスリリースによると国内外のオンライン旅行代理店等42社で発売する(店舗数は順次拡大される予定)。
東京メトロは、同社が発表したプレスリリースにおいて、今回のサービス導入で、チケットを事前決済した利用客が引換券用紙を空港や駅等の窓口に持参する必要がなくなるため、よりスムーズな利用が可能になると述べている。