東急、クレジットカードのタッチ機能等を活用した実証を全駅で開始
2024/1/23(火)
東急株式会社(以下、東急)は1月19日、「クレジットカードのタッチ機能」および「QRコード」を活用した乗車サービスに関する実証実験を、東急線の全駅で開始すると発表した。
同社は、「クレジットカードのタッチ機能」および「QRコード」を活用した乗車サービスに関する実証実験を田園都市線で2023年8月30日より実施している。さらに、同社は、今回の実証に向けて、東横線・目黒線・大井町線・池上線・東急多摩川線の全駅と東急新横浜線の新綱島駅に対応した改札機を2023年12月に整備。こどもの国線の全駅においても、対象改札機の整備が完了したという。
また、乗車券は、デジタルチケットサービス「Q SKIP」の販売サイト上で、クレジットカードを使用して乗車前に購入できる。入出場時には対象改札機の読取部にかざすことで、券売機や窓口を介さずスムーズに利用可能だ。くわえて、同サイトでは、沿線施設の店舗利用チケットと乗車券がセットになったデジタルチケットを発売するという。
なお、東急は、タッチ決済に対応したクレジットカードを使用した後払いの乗車サービスについても、2024年春以降の実施に向け検討していくとのことだ。そして、今回の実証の実施を含め、今後も「人」「まち」「交通」をデジタルでつなぐ乗車サービスの構築を目指すと述べている。