東急バス、伊藤忠商事先導の「PROJECT TREE」に参加
2023/9/22(金)
東急バス株式会社(以下、東急バス)は9月20日、天然ゴムのトレーサビリティ、サステナビリティの実現を目指す取り組み「PROJECT TREE」に、バス業界として世界で初めて参加すると発表した。
「PROJECT TREE」は、伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠商事)が先導する取り組みだ。伊藤忠商事は、東急バスへタイヤを供給している TOYO TIRE株式会社(以下、TOYO TIRE)の協力を得て、同プロジェクトをより一層推進するという。具体的には、TOYO TIREが、「PROJECT TREE」によって原産地が証明された天然ゴムを用い、マスバランス方式※で割り当てたタイヤ「PROJECT TREE 協賛タイヤ」を生産し、東急バスへ供給する。一方、東急バスは、年間に交換する新品タイヤの約6割に「PROJECT TREE 協賛タイヤ」を導入し、自社が運行する車両に対して順次履き替えを進める。そして、天然ゴムの持続可能なサプライチェーンの構築に貢献していくという。
※ パーム油、紙など多様な業界で適用されている制度。製品を原料から加工して流通させるプロセスにおいて、ある特性を持った原料とそうでない原料が混合される場合に、特性を持った原料の投入量に応じて、生産する製品の一部にその特性を割り当てる手法。(プレスリリースより)
また、東急バスは、「バスの日」である9月20日より3カ月間にわたり、東京都渋谷区・世田谷区エリアでラッピングバスを運行する予定だ。なお、東急バスと伊藤忠商事は、「PROJECT TREE」を通じ、SDGs#1「貧困をなくそう」、SDGs#8「働きがいも経済成長も」、SDGs#9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、SDGs#12「つくる責任、つかう責任」、SDGs#13「気候変動に具体的な対策を」、SDGs#15「緑の豊かさも守ろう」、SDGs#17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献を果たしていくと述べている。(出典:東急バス Webサイトより)