ニュース

高精度地図から自動運転に適した道を判断 トムトムが来年アメリカで展開

2020/9/8(火)

RoadCheckを使用して自動運転実行可能な道路を特定した図

オランダのロケーション・テクノロジー企業TomTom(トムトム)が7日、自動運転に適した場所を判断する「TomTom RoadCheck(トムトム・ロードチェック)」を発表した。

自動運転が抱える問題の1つが、多くの状況で完全かつ安全に動作する準備ができないという不確実性だ。路面の環境は、悪天候、トンネル内の走行、道路工事などで変化し続けるため、いかなる条件下でも常に安全な自動運転を実行できるとは限らない。

今回発表したトムトム・ロードチェックは自動車メーカーに向けたソリューション。トムトムのマップデータを用い、車両の自動運転機能の運転設計領域を定義・管理し、より安全な自動運転を実現する。

※運行設計領域(ODD : Operational Design Domain):自動運転システムが正常に作動する前提となる設計上の走行環境に係る特有の条件のこと。
ODD に含まれる走行環境条件としては、例えば次のものが挙げられる。
・道路条件(高速道路、一般道、車線数、車線の有無、自動運転車の専用道路等)
・地理条件(都市部、山間部、ジオフェンスの設定 等)
・環境条件(天候、夜間制限 等)
・その他の条件(速度制限、信号情報等のインフラ協調の要否、特定された経路のみに限定すること、保安要員の乗車要否 等)
引用:国土交通省自動車局「自動運転車の安全技術ガイドライン」


トムトム・ロードチェックを導入することで、自動車メーカーは、自動運転機能に適した安全な場所を判断することができる。マップデータと自動車メーカーからの特定の車両データを組み合わせることで、自動運転のエンジニアは、自動化機能を改善するための、より深い洞察と可能性を得られるとしている。最終的には自動車事故が減り、すべてのドライバーの安全性が向上することを目指す。

なおトムトム・ロードチェックは2021年よりアメリカを皮切りに、世界の大手自動車メーカーの市販モデルに展開される予定である。

ログイン

ページ上部へ戻る