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「行く理由、買う理由」を創る 「CXM」で、にぎわいと収益のある複合施設に【TOPPAN】

2023/11/28(火)

TOPPAN株式会社(以下、TOPPAN)は11月24日、東急不動産株式会社(以下、東急不動産)が2023年11月30日竣工予定の商業施設「Shibuya Sakura Stage」の一部施設において、「CX(カスタマーエクスペリエンス)マネジメント」(以下、CXM)の考えに基づいた取り組みを開始すると発表。これにより、多くの人々が来訪する理由や再来のきっかけを作り、ファンやコミュニティを増やしていく好循環型の新しい運営を目指す。
※CXM:「顧客体験管理」と訳される。顧客の満足度や顧客体験を重視したマーケティング戦略(TOPPAN プレスリリースより)

「CXM」で機会の創出

近年、新型コロナウイルスにより不要な外出が控えられ、商業施設への来訪や、リアル店舗での買い物機会が減少、都心複合施設の新しい運営の形が模索されている。商業施設のブランディング、「その施設に行く理由、そこで買う理由」を創ることが喫緊の課題だ。

この課題を解決するためにTOPPANは、「Shibuya Sakura Stage」の一部施設運営に「CXM」の考え方を導入する。そのため、竣工前の準備段階から、体験接点の機能的価値・情緒的価値の整理、各種メディアのプライシング、施設発信のイベントの在り方の設計などから参画した。

今回、TOPPANが培ってきたイベント企画のノウハウを生かす場は、以下3カ所である。

・BLOOM GATE:リアル×デジタルでさまざまな体験を提供する多機能型イベントスペース
・にぎわいSTAGE:小型照明約1200台を立体的に配置し音響と照明を連動
・はぐくみSTAGE:屋外で生い茂る緑や果樹と菜園、大きな山桜に出会える

「BLOOM GATE」と「にぎわいSTAGE」(イメージ)

「BLOOM GATE」と「にぎわいSTAGE」
(イメージ)


TOPPANはこれらの施設を「CXM視点の体験の場」と捉え、テナントやイベント出展企業と、来街者・ワーカー・地元住民をつなぎ、顧客価値の最大化を目指す。具体的な取り組み内容としては、リアルとデジタルを掛け合わせた体験設計や、イベントとデジタルサイネージを組み合わせた多面的な情報発信、クリエイターとの接点づくりとコミュニティ創出、東急不動産の他施設のメディアとセットでの広域連携施策などを予定している。

売上10億円を目指す

TOPPANは、今後も不動産会社などと「CXM」の考えに基づいた施設運営を共創し、2025年度に関連受注を含め10億円の売上を目指す。

また、商業施設単体でのにぎわいと収益化の最大化だけでなく、複数の施設を広域的な観点で連携した取り組みを行う。さらに、エリアとしてのにぎわいや特色を創出するエリアマネジメントに貢献する施策の展開も視野に入れ、多面的・重層的な戦略展開を計画予定だ。

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