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トヨタ、米国におけるBEVの生産工場の決定と電池工場への追加投資発表

2023/6/5(月)

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は6月1日、需要が拡大する米国市場でのバッテリーEV(以下、BEV)の供給に向け、米国におけるBEVの生産工場の決定と、電池工場への追加投資を発表した。
米国初のBEV生産工場であるToyota Motor Manufacturing Kentucky, Inc.(以下、TMMK)では、BEVの新型車となる3列シートSUVを 2025年から生産開始する。トヨタが米国でBEVを生産するのは初めてであり、同車両には、Toyota Battery Manufacturing, North Carolina(以下、TBMNC)で生産する電池を搭載する予定だ。
また、トヨタの北米統括会社であるToyota Motor North America, Inc.と豊田通商株式会社は、現在建設中のTBMNCに、21億ドルを追加投資することを決定した。投資の目的は、今後の電池の需要増を見据え、将来の拡張に備えた土台づくりとして、インフラ整備を進めることだ。今回の発表で、TBMNCへの総投資額は59億ドルに達し、TBMNCは、拡大する電動車の需要に必要なリチウムイオン電池を生産・供給する。
さらに、トヨタは、これまで米国において、トヨタとレクサスのブランドで22種類の電動車を提供している。電動化の取り組みを加速するため、過去2年間で米国での事業に対して80億ドル以上を投資してきた。一方、グローバルでは、フルラインナップメーカーとして、これまで累計2300万台以上の電動車を販売している。2025年頃までには、グローバルで販売する全車種を、電動専用車もしくは電動グレード設定車とする予定だ。

なお、同社は、BEVについて、2026年までに、年間150万台を基準としてペースを定め、10モデルの投入を計画し、さらに2030年までに約5兆円を投資することを公表している。

■TMNAの小川哲男CEOのコメント
カーボンニュートラルの実現に向け、できる限り早く、できる限り多くのCO2排出量を削減することを目指してまいります。この目標を達成するためには、お客様のニーズを満たす電動車のラインナップを提供する必要があります。米国初のトヨタ単独の車両生産拠点であるTMMKと、最新の工場であるTBMNCが、電動車のラインナップを拡げるため、BEVとバッテリー生産を開始し、未来に向け走り出すことを楽しみにしております


(出典:トヨタ Webサイトより)

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