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トヨタ、住宅用蓄電池システム開発 電池技術や車載部品・ユニットを活用

2022/6/6(月)

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、長年にわたる電動車の開発で培った高度な電池技術と、車載部品・ユニットを活用した住宅用蓄電池システム「おうち給電システム」を開発した。6月2日付のプレスリリースで明かしている。また、株式会社デンソー(以下、デンソー)は、住宅用蓄電池システム向けの製品を開発した。6月3日付のプレスリリースで明かしている。同製品は、トヨタの「おうち給電システム」に採用されている。
「おうち給電システム」は、トヨタの電池制御など電動車用バッテリーの技術を応用しており、電池の安全性を確保するとともに、8.7kWhの定格容量と5.5kWの定格出力を備えている。これにより、平時だけではなく、災害などによる停電時にも家全体に電力を供給することができる。

また、太陽光発電システムと連携することで、昼間と夜間それぞれの時間帯において、ユーザーのニーズに合わせた最適な電力供給が可能だ。トヨタは、同システムの導入により、太陽光という再生可能エネルギーの利用促進にもつながると考えているという。

さらに、「おうち給電システム」は、電動車(HEV・PHEV・BEV・FCEV)のAC100V出力からの給電に対応しており、停電時に家庭のバックアップ電源として、電動車に蓄えた電気が使うことが可能だ。ほかにも、スマートフォンやタブレット端末にダウンロードした専用アプリから、蓄電量の確認、運転モード設定などをリアルタイムで操作することができる。

なお、トヨタは、6月2日から「おうち給電システム」の先行予約を開始している。8月からハウスメーカーや総合施工会社を通じて、日本国内で販売すると述べている。


(出典:トヨタ Webサイト、およびデンソー Webサイトより)

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