豊田市、災害時に避難所へEV等を最適配車するアプリの実証実験実施
2021/7/13(火)
豊田市は7月8日、「外部給電機能付電動車を避難所に最適配車するアプリの活用実証」を行うと発表した。トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)と市内自動車販売店8社の協力のもとで実施する。
今回の実証実験は、コロナ禍における「密を避ける避難所運営」や「在宅避難の選択」を推進するSAKURAプロジェクトの取り組みの一環だ。災害対策本部への停電対策班の設置や、公用車としての外部給電機能付電動車(新型MIRAI、C⁺pod)の導入拡充などを行っている。実証実験で使用するアプリは、トヨタが開発したものだ。豊田市、市内自動車販売店8社がアプリを運用する。災害時に停電した避難所と、避難所への給電活動が可能な車両をマッチング(最適配車)する。避難所における電動車の配車手順やアプリの操作性などを確認しながら、実用化に向けた有効性の検証と課題の抽出を行う。
具体的には、避難所からの配車要請を受けて、公共施設や自動車販売店といった複数の車両保有拠点から、複数の電動車を避難所に配車する。配車された複数の電動車が避難所に到着後、家電・携帯電話充電器等に直接給電するという流れだ。
(出典:豊田市 Webサイトより)