トヨタファイナンスとブロードリーフが協業 モビリティ金融サービス実現へ
2021/11/1(月)
株式会社ブロードリーフ(以下、ブロードリーフ)とトヨタファイナンス株式会社(以下、トヨタファイナンス)は、協業を開始する事で合意した。10月27日付のプレスリリースで明かしている。協業の目的は、自動車アフターマーケット※を中心としたモビリティ金融サービスを実現することだ。
今回の協業では、ブロードリーフが開発・提供するデジタルビジネスプラットフォーム「Broadleaf Cloud Platform」とトヨタファイナンスが提供するモビリティ金融サービスを連携する。これにより、クルマを利用するユーザーに個々最適なサービスの提供が可能になる予定だ。※自動車を購入してからの給油、自動車アクセサリーの購入、車検、点検、部品交換、車の売却、廃棄処理などの市場(ブロードリーフのプレスリリースより)
ブロードリーフは、自動車整備業をはじめとする自動車アフターマーケット事業者のネットワークを有している。このネットワークを通じて、自動車販売・整備に関するトヨタファイナンスの金融サービスの提供を実施する。同連携により、ユーザーは、中古車購入や車検・点検時のローンの申し込みができる。
ブロードリーフとトヨタファイナンスは、見積もりから決済に至るまで、ワンストップで利用できる環境を整備する。さらに、トヨタ車をはじめカーオーナーに対する利便性の高い金融サービスの提供を通じ、豊かなクルマ社会への貢献を目指す。サービスの開始は来春を予定し、現在準備を進めているという。さらに、ブロードリーフの株主には、トヨタグループが提供する決済アプリ「TOYOTA Wallet」を通じた株主優待の贈呈を行う自動車業界初の試みを予定している。
トヨタファイナンスとしては、トヨタグループ領域外での初の金融サービスの提供だ。今回の協業をはじめ新たなチャレンジを通じ、トヨタのクルマを利用するすべてのユーザーとの接点づくり・強化に取り組む。
ブロードリーフとしては、今回の協業により、「Broadleaf Cloud Platform」上の決済ゲートウェイを活用し、新たな金融サービスを提供する。カーオーナーへ利便性の高い金融サービスを提供するとともに、ブロードリーフが提供するクラウドサービスのさらなる機能拡充を目指す。
両社は、今後、それぞれの強みを生かした協業を通じ、生活サービス・移動の楽しさを体感できる機会をユーザーに提供する。そして、より魅力的なサービスを提供すると述べている。
(出典:ブロードリーフ Webサイトより)