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トヨタ、販売店主体でのカーシェアサービスを展開 -米Servco社とともにハワイ州でカーシェア「Hui」を開始-

2018/7/11(水)

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、モビリティサービスプラットフォーム(以下、MSPF)を活用したカーシェアサービス『Hui』を、米国ハワイ州で開始した。サービスの運営は、米国ハワイ州のトヨタ販売代理店であるServco社※が担う。
※Servco社:1919年創業、ハワイにおけるトヨタ、レクサス、SUBARUの販売代理店。車両販売のほか、保険の仲介や電化製品の販売などを手掛ける

トヨタは、北米におけるコネクティッド分野の戦略事業体Toyota Connected North AmericaがMSPFの一機能として開発したカーシェア事業用アプリケーションをServco社に提供し、サービスの運営をサポートする。
本カーシェアの利用者は、スマートフォンのアプリを通じて、ホノルル市内にあるステーション25か所からプリウスなどのクルマを、24時間いつでも、時間または日にち単位で借りることができる。また、ガソリン代や保険料などが全て基本料金に含まれるため窓口での手続きが不要で、登録から車両予約、利用、支払いまでの一連の操作を全てアプリ上で行うことが可能である。これに加え、車両に搭載された「スマートキーボックス(SKB)」※により、利用者はドアロックの開閉やエンジンの始動もスマートフォンで行うことができる。

サービス利用のためのアプリ


トヨタの副社長で「コネクティッドカンパニー」プレジデントの友山茂樹は、「Servco社のカーシェアサービス『Hui』は、地域に根ざした販売店が、トヨタのMSPFと自らの資産を有効に活用し、安心、便利で、先進的なカーシェア事業を迅速に展開できることを実証したものである。ここで得られた成果を、グローバルな取り組みに反映し、魅力的なモビリティ社会の確立に貢献して行きます」と語った。

また、Servco社のCEOであるマーク・フクナガ(Mark Fukunaga)は「Huiは、ハワイにおいて最も革新的なカーシェアサービスであり、このサービスの開始は、Servcoとトヨタの双方にとって大変重要な一歩となります。Huiが、移動手段の選択肢としてホノルル市民や旅行客の皆様にご利用いただけることを楽しみにしています」と述べた。

MSPFの導入により、販売店や事業者は、それぞれの知見を活かした独自のカーシェアサービスを展開することができる。今後もトヨタは、MSPFを一層強化し、新たなモビリティ事業の実現に向けた取り組みを進めていく。

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