トヨタ・モビリティ基金、総額10億円の助成 地域に合った移動作りを支援
2018/10/31(水)
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation。以下、「TMF」)は、「地域に合った移動の仕組み作り」に取り組む日本国内の地方公共団体やNPO等を支援する助成金プログラムを設立し、公募を開始する。
TMFは2016年より、過疎化による公共交通の縮小や高齢化によって発生した移動課題の解決のための新たな仕組みづくりを行うプロジェクトや、地域に合った移動の仕組みの作り方や全国の好事例を紹介するガイドブック発行などを行ってきた。持続可能な移動の仕組み作りには、情報技術の活用や、地域の様々な分野(交通、福祉、教育、医療、観光等)で活動する多様なプレイヤー(行政、市民、公共交通事業者をはじめとした企業、NPOなど)の連携が重要だ。そこで、上記の活動によって得られた知見を活かし、イノベーティブな方法で地域に合った移動の仕組み作りに取り組む地方公共団体、NPO等の市民団体、民間企業、各種法人の活動を支援する助成プログラムを設立した。また、この助成プログラムを通じて得られる各地の事例や学びを「地域に合った移動の仕組み」Webサイトで紹介し、同様の活動を行う人々にとって情報共有の場を提供することを目指す。助成金は一件につき最大3000万円で、総額で10億円を設定している。1〜2年の期間で、地域の移動課題の解決を目指す活動を対象として支援を行う。