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豊田通商 シンガポールのMaaSスタートアップ企業に出資

2018/10/3(水)

調印式の様子。後列左:豊田通商アジアパシフィック社長 柳瀬英喜氏。後列右:mobilityX社会長Peter Tan氏。前列左:豊田通商アジアパシフィック副社長 加藤茂治氏。前列右:mobilityX社CEO Colin Lim氏。

豊田通商株式会社は、10月1日、シンガポールでMaaS事業を展開するmobilityX Pte. Ltd.(以下、mobilityX社)のシリーズA第三者割当増資において、リードインベスターとして出資すると発表すた。出資は、豊田通商アジアパシフィック(Toyota Tsusho Asia Pacific Pte. Ltd.)を通じて実施する。
2018年2月に設立したたmobilityX社は、シンガポールにおける最大の公共交通事業者であるSMRT社によるシードファンディングのスタートアップ企業。あらゆる交通手段を統合したデジタルプラットフォームをつくっていて、公共交通機関(MRTとバス)のバックボーンとして使用するデジタルプラットフォームを開発した。このプラットフォームには、タクシー、自転車、スクーター、カーシェアリング、ファースト・アンド・ラストマイル接続とポイント・ツー・ポイント旅行のオンデマンドバスオペレーターとのパートナーシップが含まれる。現在、公共交通からファースト・アンド・ラストマイル・サービスまでを含めた、サブスクリプション型の統合モビリティサービスを試験導入中。本件はSMRT社と豊田通商での2件目の協業プロジェクトとなる。
今回の資金調達により、mobilityX社はシンガポールとその地域におけるMaaSソリューションの展開を拡大することが可能になる。 また、出資に加え、豊田通商とmobilityX社は、MaaS事業に関わるテクノロジー領域の共同開発とMaaS事業の海外展開での協業に関する包括的MOUを締結した。
調印式において、豊田通商アジアパシフィックの社長である柳瀬英喜は「豊田通商が、mobilityX社のシリーズAラウンドに出資できることを嬉しく思います。mobilityX社との強力な戦略的協業を推進し、MaaS事業を共に創り上げていくことを楽しみにしています。 そして、シンガポールと東南アジア地域の人々のために、MaaS事業の発展を通じて、より豊かな生活の実現を加速するよう努めます。」と語った。
mobilityX社の会長であるPeter Tan(ピーター・タン)は「mobilityXが、豊田通商から出資を受けることを嬉しく思います。豊田通商による出資と戦略的協業は、mobilityX社にとり意義深い裏付けとなります。シンガポールと地域のユーザーのためのモビリティサービス変革に向けて、豊田通商と協力していきます。」と語った。

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