トラストスミス「次世代ロボティクス・バイオニクス研究所」を設立
2020/11/11(水)
TRUST SMITH(トラストスミス)株式会社は、最先端ロボティクス技術の開発を行う関連会社「次世代ロボティクス・バイオニクス研究所(増岡研究所)(INGRaB)」を設立した。
次世代ロボティクス・バイオニクス研究所では、メカトロ二クス分野を中心とした技術の創出とその実用化に注力していく。最先端の技術を使った製品によって、(1)人件費削減と労働力不足の解消、(2)データの蓄積と消費エネルギーの最適化、(3)作業のミス・災害の防止の実現を目指す。障害物回避アルゴリズムや高精度のトラッキング機能や顔認識機能を構築している画像認識AI、そしてカメラなどのセンサーを使って周辺の障害物の位置を特定し、その場の地図を生成する環境地図作成などについて研究をしている。研究所では、研究開発したこれらの技術を利用してTRUST SMITH株式会社へ製品提供を行っている。以下が研究開発した商品の事例。
・センサーで障害物を自動で検知し、衝突を回避しながら目的物まで到達するアームロボット(下図左)。最先端の3次元オブジェクト認識の技術を用いて目的物を分別し、ピックアップ作業までを一貫して行うことが出来る。
・ダンボールに貼られたラベルの数字を自動で読み取る装置(下図中央)。従来では手作業で行う必要があった単純作業を、人間に代わり、この装置が高い精度でスピーディに行うことが可能。
・自律走行機能を備えたトラック(下図右)の研究開発も行っている。無人で倉庫から倉庫の運搬などでの使用を想定しており、省力化に貢献する。
TRUST SMITHは、社内の組織体制として「ラボ制」を採用し、東京大学や京都大学をはじめとする学術機関に在籍あるいは卒業した研究員を中心に、独自のアルゴリズムの研究開発に取り組んでいる。次世代ロボティクス・バイオニクス研究所以外にも、さらなる研究開発を行うため、今後も新たな研究所を設立する予定だ。
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