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つくば市、タクシーによる買物代行を開始 利用料330円からトライアル

2020/8/24(月)

つくば市1

事業スキーム図

茨城県つくば市(以下、つくば市)は、市内タクシー事業者と、同名のスーパーマーケットチェーンを展開する株式会社カスミと協力し、買物代行事業のトライアルを21日から開始した。トライアルは今後効果的な運用を行うために課題・ニーズを把握することを目的とし、およそ1カ月間実施する予定。
この事業は、市内の小売店とタクシー事業者が連携し、タクシー事業者が「利用者から電話で依頼された買物を行い、市内の自宅に配送する」もの。つくば市の発表によると、市民の外出自粛による感染防止、売上減少が大きいタクシー事業者の支援、店舗での3密回避を狙いとしている。

つくば市はタクシー事業者間のマッチングを行うとともに、1回の買物代行につき補助金1,000円を交付して事業の促進を図る。また、利用者の負担を軽減するため、利用料の下限を330円からに設定している。

サービスの利用にあたっては、タクシー事業者が電話で商品カタログにもとづいた注文を受け付ける。タクシー事業者とカスミとはアプリを経由して注文情報や代金立替を行う。ペーパーレス・キャッシュレスで事業を行うことで事務負担の軽減も目指す。

対象店舗と実施するタクシー事業者

表:対象店舗と実施するタクシー事業者


トライアルは9月22日まで実施し、その結果を踏まえ、利用料、対象店舗、配送エリア、業務フロー等を見直す。その後9月下旬から来年3月まで本格運用を実施する予定だ。

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