自動運転EV開発に取り組むチューリング、自動運転領域でS.RIDEと協業
2024/3/22(金)
完全自動運転車両の開発・販売に取り組むTuring株式会社(以下、チューリング)は3月21日、S.RIDE株式会社(以下、S.RIDE) と、自動運転領域において協業を開始すると発表した。
第1弾として、チューリングおよび大和自動車交通株式会社(以下、大和自動車交通) とともに、自動運転AI開発のための学習用データ収集プロジェクトを実施。
このプロジェクトでは、S.RIDEがタクシーの実走行車両のセンシングデータを自動運転技術開発に活用することを提案。チューリングが開発したデータ収集キットを大和自動車交通が運行するタクシー車両に設置した。そして、2024年1月〜2月に公道走行データを収集する実証を実施。今後は、取得したデータの内容や走行環境等の分析を行い、完全自動運転の実現に向けた基盤モデル開発を一層加速していく。
チューリングは、カメラから取得したデータをもとにステアリング、ブレーキ、アクセルなど、運転に必要なすべての判断を行うE2Eの自動運転モデル開発を進めている。
今後、時間帯や気象条件、住宅街等の複雑な道路環境や地域特性を含むさまざまなデータの効率的な収集などにおいて、S.RIDEとの中長期的な連携を深めながら、完全自動運転の実現を目指していく。