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うさぎ企画、コミュニティーMaaSプロジェクトを静岡県焼津市で実施

2022/12/27(火)

グリーンスローモビリティ(左)
電動自転車(右)

合同会社うさぎ企画(以下、うさぎ企画)は、株式会社LANDMARK(以下、LANDMARK)と、実証実験「コミュニティーMaaSプロジェクト」を静岡県焼津市(以下、焼津市)で2023年1月~2月に実施する。12月15日付のプレスリリースで明かした。

同実証は、日本初※ となるビジネスマッチングアプリによる人材交流とモビリティサービスを組み合わせたものだ。関東経済産業局の「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業(地域新MaaS創出推進事業:関東局管内におけるMaaSの社会実装に向けた実証事業)」に採択されている。

※:2022年12月に自社調べ。人材交流アプリとモビリティサービスを組み合わせた実証実験として日本初という認識

同実証の目的は、ビジネスマッチングアプリ「FLAG」を活用した人材交流目的での移動需要の検証だ。焼津市の協力のもと、焼津駅南口3キロ圏内のコワーキングスペース・飲食店・観光施設・直売所などの拠点をつなぐモビリティサービスを提供する。

実験参加者は、自分の関心領域をアプリに登録することで、AIが提案する自分と近しい人材とのマッチングを受けることができる。さらに、2種類のモビリティサービス(グリーンスローモビリティ1台、または電動自転車3台)を使い、待ち合わせ場所に移動することが可能だ。これにより、焼津の地理に明るくない観光客やビジネス客などの市外来訪者と、地元人材の交流が活性化することで、新たな移動需要や街の賑わいの創出を目指す。同実証の利用実績調査やユーザーアンケート結果は、焼津市の今後のまちづくり計画や交通計画検討の基礎データとして活用する予定だ。

焼津市は、旧港地区で漁具倉庫「焼津Porters」のリノベーション事業が進むほか、市内企業の課題解決に貢献する複業人材など関係人口も増えつつある。同社は、今回の実証を通じて、駅と各拠点をつなぐ新しい交通による来街者の回遊性向上と、地元人材との交流を活性化することで、市内イノベーションを一層加速させていくと述べている。

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