WHILL、折りたたみ可能な新モデル「WHILL Model F」発表
2021/10/20(水)
WHILL株式会社(以下、WHILL社)は、新型の近距離モビリティ「WHILL Model F(ウィル モデル エフ)」の販売を11月1日より開始する。10月19日付のプレスリリースで明かした。「WHILL Model F」は、軽量化を実現した折りたたみ可能な新しいモデルだ。
観光庁によると、新型コロナウイルスが収束した後、旅行を再開したいと考える人は60代・70代で7割近くを占めている。WHILL社は、こうした一連のデータから、今後ますます自分らしくアクティブに過ごしたいと考えるシニアが増えていくと予想している。 一方で、全国の65歳以上の高齢者のうち3人に1人(約1000万人)は、500メートル以上歩くのがつらいとしている。無理して出かけるものの疲れてしまって出先で楽しめない、体力が心配で旅先で同行者に気をつかってしまうといった声がある。WHILL社は、日本ではこうしたニーズが一層高まると考え、移動の側面からシニアの自己実現をサポートする。
WHILL Model Fの主な特徴は、折りたたみができる点だ。フットペダルを支えてシートフレームパイプを上方向に引き上げた状態で、ロック解除ボタンを押すと折りたたみが完了する。重量は約27kg(バッテリー込み)。コンパクトになることで、スペースに制約のあるマンションなどでも収納しやすくなるほか、列車などの長距離移動の際の持ち込みがさらに容易だ。
また、同社は、自宅やホテルにお届け可能なWHILL Model Fのレンタルサービス「WHILL日額レンタル」の提供も始める。電動車椅子の規格に入るモビリティを販売するBtoCでの短期レンタルサービスは国内では初だ。
なお、同社は、さまざまなシーンで、より多くの方に気軽に使ってもらえることを目指すという。そして、自分らしく生きたいと考えるシニアの自己実現を後押しすると述べている。
■WHILL代表取締役社長 CEO 杉江理氏のコメント
「折りたためるようになり、日常でも非日常でもより気軽に使っていただきやすくなったWHILL Model Fは、シニアの毎日をもっと自由に、もっと軽やかにするモビリティです。さらに、WHILL日額レンタルの開始により、特定のイベントの時だけ使いたい、出先で気軽に利用したいといった、より自由な使い方をしていただきやすくなります。今日はWHILLでどこ行こう、何しよう。そんなワクワクした気持ちで、いくつになっても、自分らしい毎日を送ってもらいたいと考えます」