勝尾寺では、かねてよりスロープを設置するなどバリアフリー整備も進めてきた。本人だけでなく車椅子を現地で借りて押す家族含めすべての人にとって一層過ごしやすい移動環境を整備するために、WHILLモビリティサービスが採用されたという。

同サービスを活用することで、そもそもアクセスがしづらい場所に建立される寺社仏閣ではありながらも、参拝や観光をしたい人が気軽に訪れやすく、かつより長く快適に滞在できる機会を提供するとのことだ。

なお、両者は、今後も連携を深めていくことで、今後の日本社会に当たり前にあるべき新たな「参拝」の形として提示する。同時に、寺社仏閣をはじめ、あらゆる人がいつでもどこでも安心快適に近距離移動できるインクルーシブな未来の実現を目指していくと述べている。