AIオンデマンド交通実証運行 静鉄タクシーら、藤枝市で共創PF立ち上げ
2023/7/24(月)
静鉄タクシー株式会社とCommunity Mobility株式会社は7月19日、静岡県藤枝市(以下、藤枝市)の地域交通を共創するため「交通×まちづくり共創プラットフォーム(以下、共創PF)」を立ち上げると発表した。
同プロジェクトは、国土交通省の「令和5年度 共創モデル実証プロジェクト」に採択されたものだ。交通を地域のくらしと一体として捉え、地域公共交通の維持・活性化を目的としている。
また、今年度の共創PFでは、AIを活用した配車・走行経路探索により、エリア内を効率的に回遊することができる、少人数・乗合型のAIオンデマンド交通を実証運行。「恒常的な渋滞や駐車場不足、公共交通空白地域などの課題に対する改善効果」、「マイカー利用者や観光客など、公共交通未利用者の行動変容による移動総量の変化」、「交通事業者以外も含めた多業種連携によるサービス構築の可能性および収益性」の3点について検証する予定だ。
なお、共創PFは、今後実証運行を通して得られた移動データや利用者ニーズ、行動変容などについて分析し、既存の公共交通との接続性や地域の商店や飲食店、観光事業者などサービス分野との連携可能性についても検証する。そして、地域一体となった公共交通の維持・活性化に取り組んでいくと述べている。
(出典:WILLER EXPRESS株式会社 Webサイトより)