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ヤマハ発動機、DMPと提携 自動運転システム実現に向けAIの開発力強化

2019/5/15(水)

ヤマハ発動機株式会社(以下ヤマハ発動機)は、製品の自動化・自律化に向けた知能化技術(AI)開発力の強化を主な目的として、AIコンピューティング分野に強みを持つ「株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(以下DMP)」との業務資本提携に関する契約を締結し、DMPが発行する第三者割当による新株式引き受けを決定した。これにより、ヤマハ発動機はDMPの筆頭株主となる予定。
今回の業務資本提携は、ヤマハ発動機の掲げる長期ビジョン「ART for Human Possibilities, Advancing Robotics」の一環。知能化技術(AI)が今後の制御技術の核と捉え、DMPとの業務資本提携によりDMPの開発体制の強化を支援し、DMPのディープラーニング、画像処理・画像認識技術を当社製品や技術と組み合せることで、低速度自動・自律運転システムや農業領域でのロボット活用、各種モビリティの先進安全技術など新たな価値創造を進めていく方針だ。
DMPは、独自開発した組み込み用2D/3Dグラフィックス技術のハードウェアIP(Intellectual Property Core)やソフトウェアIPのライセンス、これらのIPを搭載したグラフィックスLSI開発および販売事業を展開する研究開発型のファブレス半導体ベンダー。近年はAIコンピューティング分野に注力し、IP、ハード/ソフト製品、サービスを含む幅広いポートフォリオと独自に構築したAIエコシステムを通じたソリューションの提供を行っている。
主な業務提携内容としては以下の通り。
・AI 技術応用によるアルゴリズム開発から製品搭載に至る最終製品化プロセスにおける協業
・低速度領域における自動・自律運転システムの開発
・ロボティクス技術を活用した農業領域等における省力化・自動化システムの開発
・モビリティ製品全般に向けての先進安全運転支援システムの開発
・ヤマハ発動機からの取締役の派遣

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