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ヤマト運輸ら、道の駅を拠点とした中継輸送の実証実験のとりまとめ発表

2022/4/15(金)

北海道開発局旭川開発建設部とヤマト運輸株式会社は、2021年11月に実施した、道の駅を拠点とした中継輸送実証実験について、結果を取りまとめた。ヤマトホールディングス株式会社(以下、ヤマトHD)が4月13日付のプレスリリースで明かしている。

同実証実験は、道北地域において物流事業者が連携し、幹線道路沿いに立地し休憩機能等を有する道の駅の特性を生かしたものだ。「労働環境の改善」、「輸送費用の低減」、「環境への負荷の軽減」の3つの効果を検証し、生産空間における物流サービスの維持への貢献を確認している。

具体的な効果として、「労働環境の改善」では、中継輸送および集荷のタイミングを合わせることにより、トラックドライバー1人あたりの運転時間・拘束時間が削減され、長時間運転の発生を回避するなど労働環境が改善した。これにより、厚生労働省によるトラックドライバーの労働時間等の改善基準を満たし、2024年からスタートする時間外労働時間の上限規制内に改善される見込みだ。

「輸送費用の低減」では、トラックドライバーの運転時間・拘束時間の短縮により、人件費・トラックの燃料費・高速道路の料金等を合わせた輸送費用を約45%低減した。さらに、トラックからのCO2排出量を約50%軽減し、カーボンニュートラルへの取り組みに貢献できるという。なお、実証実験の詳細は、以下で公開されている。
https://www.hkd.mlit.go.jp/as/release/a079ll0000001j9b-att/a079ll00000031w4.pdf

(出典:北海道開発局旭川開発建設部、ヤマトHD Webサイトより)

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