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ヤマト運輸、新型eCanter900台を9月から全国で順次導入

2023/9/14(木)

ヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)は9月12日、電気小型トラック「eCanter」新型モデル(以下、新型eCanter)約900台を、2023年9月から全国に順次導入すると発表した。2トントラックのEVは、同社として今回が初めての導入となるという。

「eCanter」は、三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下、MFTBC)が開発した電気小型トラックだ。同車両の特長は、常温・冷蔵・冷凍機能の3室を備えており、3温度帯に対応できることだ。さらに、車幅が狭く、コンパクトで小回りが利く。くわえて、充電口が車両後方にあるため、日々の充電や荷室からの荷物の出し入れがしやすい仕様となっている。※

※ 充電口を車両後方に取り付ける仕様は、普通充電口のオプション設定(プレスリリースより)

なお、ヤマト運輸は、EV導入を着実に進めるとともに、EV運用オペレーションの最適化に向けた各取り組みを進めるという。ほかにも、再生可能エネルギー由来電力の活用、エネルギーマネジメントシステムの開発も積極的に進め、サステナブル経営に取り組んでいくと述べている。

▼関係者のコメント
■MFTBC 代表取締役社長・CEO カール・デッペン氏のコメント
新型「eCanter」は振動が少なく、セールスドライバーの作業負荷の軽減や、安全運転をサポートするゼロエミッション車両です。ヤマト運輸は初代「eCanter」を2017年に25台導入され、これまでの運用経験を踏まえその有益性を評価いただいています。新型「eCanter」がこれから全国で活用されることで、私たちはヤマト運輸が目指すカーボンニュートラル実現の一助としてサポート出来ることを光栄に思います。また、「FUSO グリーンリース」を導入いただいたことを喜ばしく思います。このプログラムを通じて、eモビリティへのスムーズな移行を支援してまいります。

■ヤマト運輸 代表取締役社長 長尾裕氏のコメント
ヤマトグループは「2050年GHG自社排出量実質ゼロ」の実現に向け、さまざまな取り組みを進めています。なかでもEV導入は、当社のサステナブル経営を進めるうえで極めて重要な取り組みです。またEVを導入するうえで、環境への配慮や、車両性能はもちろんのこと、働く社員にとって使いやすい車両であることが重要であり、車両メーカーさまのご理解とご協力が不可欠です。今回導入する新型「eCanter」は、GHGを排出しないことはもちろん、2トントラックで積載量がありながらコンパクトで小回りが利くなど、集配業務においても非常に使いやすい車両です。今後も、パートナー企業や地域の皆さまと連携して、サステナブル社会の実現に向けた取り組みを推進していきます。

(出典:ヤマト運輸 Webサイトより)

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