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あいおいニッセイ同和損保とMoT、事故時に日常移動担保の実証実験開始

2021/10/18(月)

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)は、株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)と実証実験を10月より開始する。10月14日付のプレスリリースで明かした。

昨今ITを活用し、オンライン予約やキャッシュレス決済等を活用したDXがさまざまな業界で加速している。モビリティ・保険業界でも同様であり、あいおいニッセイ同和損保とMoTは2021年6月に業務提携契約を締結した。タクシー等のモビリティDXを起点とし、ユーザーにとって利便性の高い新たなサービスの開発・提供の検討を進めてきた。



両社は、MoT提供のアプリ「GO」を活用し、事故対応時のサービス提供の実証実験を実施する。万一、ユーザーが不慮の事故で負傷した際等にも、日常移動を担保するスキームの実現に向けた取り組みを開始する。

同実証実験では、通院や日常移動等の際に「GO」で使えるクーポンをアプリ内から直接配付する。これにより、ユーザーは、容易かつ料金を立て替える必要なく移動が可能だ。東京都内で2021年10月中旬~12月末(予定)に実施する。

同実証実験の目的は、ユーザーにとって利便性の高いサービスの提供だ。タクシー手配を簡便化し、ユーザー自身での立て替え・領収書送付を省略する。一方、タクシー会社としても、バックオフィス業務として発生していた、タクシー請求書管理が電子化される。ペーパーレスになることにより、業務効率化等のDXも実現する。

また、両社は、実証実験終了後、スキームの検証を行い、2022年度には主要都市を中心としたその他地域へ展開する。そして、より多くのユーザーへ利便性の高いサービスの提供を目指す。

なお、両社は、今後も両社のノウハウや豊富なデータを活用し、CSV発想による保険商品・サービス開発に取り組む。共にモビリティDXを推進することで、カーボンニュートラルの実現やスマートシティを見据えた安全・安心でサステナブルな街づくり等、幅広い領域への貢献を目指すと述べている。

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