アイシン、フードデリバリーサービス「めしクルー」の提供範囲拡大
2021/8/26(木)
アイシンは8月2日、フードデリバリーサービス「めしクルー」を、2021年8月から愛知県西尾市、碧南市で提供開始すると発表した。同サービスは、愛知県刈谷市で実証実験を行っている。
コロナ禍において、「テレワークなど在宅での食事が増える環境で、便利に食事をとれるようにしたい。」というニーズがある。一方で、飲食店では「来客数減の中、活気を取り戻したい。」「デリバリーはやってみたいが、自分で注文サイト設置やドライバー確保など体制を整えるのが難しい。」というそれぞれの課題を持っている。アイシンは、乗り合い送迎サービスの「チョイソコ」、運転代行アプリ「うんてん代コール」などのサービスを提供している。「移動したい人や、運びたいモノをそれができる移動手段とつなげるマッチングサービス」だ。
「めしクルー」はこれらの技術やノウハウを生かし、利用者、飲食店と配達者(運転代行業者等)を結んだものだ。刈谷市では、料理のデリバリーに加えて、野菜セットやお酒も配達できる。これにより、地域のさまざまな店舗の活性化に繋げている。
同サービスの特徴は、複数の飲食店のメニューを一括で注文でき、車両で運ぶため大量オーダーにも対応できることだ。効率的に複数の飲食店から料理をピックアップし、複数の利用者に効率的に配達するルートを、カーナビで培った技術を応用したシステムで算出する。
同サービスは、初めての地域拡大として、西尾市と碧南市において2021年8月からサービス提供を開始し、全国への本格展開を目指して進める。アイシンは、これからも強みとする技術やノウハウを生かして、その時代や環境を踏まえた社会の困りごとを解決する。そして、「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」を実現する企業を目指すと述べている。
(出典:アイシン Webサイトより)