さいたま市、ENEOSホールディングス株式会社(以下、ENEOS)、AMANEは、大宮駅東口側に位置する氷川神社の参道周辺エリアにおいて、「居心地がよく歩きたくなるまちなか」の推進によるエリア価値向上を目指している。同エリアは、大宮駅から徒歩10分以上離れており、既存の公共交通が不足している。次世代モビリティのシェアリングステーションを設置することで、駅から当該エリア、その周辺エリアにおける回遊性の向上を目指す。3者は、休憩スペースや商いスペースを併設することで、移動の合間に休憩や飲食ができ、移動の体験価値を高めることができると考えているという。

また、近年新型コロナウイルスの感染症の拡大の影響により、地域における住民の交流機会が減少している。3者は、地域の事業者が気軽に出店ができる機会や、周辺住民が気軽に立ち寄り交流ができる場所をつくることで、氷川参道エリア周辺の価値向上につながると考えているという。

「大宮ぷらっと」は、さいたま市とENEOS、AMANEらが連携して実施する実証実験だ。国土交通省のスマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトに2020年7月に選定された「さいたま市スマートシティ推進事業」の大宮・さいたま新都心プロジェクトの取り組みの一環として実施する。

電動アシスト自転車やスクーター、小型電気自動車など、次世代モビリティのシェアリングステーションと、飲食店や衣料品、雑貨販売などの“商い”が融合する、地域の新しい拠点づくりの取り組みだ。

また、同取り組みは、上記の回遊性向上に関する効果検証を行うとともに、モビリティステーションと商いスペースの集客の相乗効果による持続的な運営の検証を行う。

さらに、3者は、「大宮ぷらっと」内にある、テントスペース(4店舗分)と移動販売スペース(2台分)に出店する出店者も募集している。10月9日～11月12日まではオープン特別期間として、「出店料無料の特別キャンペーン」を実施中だ。