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ANAら、車いすユーザー向け移動支援サービス「一括サポート手配」を実証

2023/2/10(金)

全日本空輸株式会社(以下、ANA)ら3社は、Universal MaaSの車いすユーザー向け移動支援サービス「一括サポート手配」の社会実装に向けた実証実験を2月15日、16日に実施する。2月8日付のプレスリリースで明かした。

Universal MaaSは、障がいや高齢など、何らかの理由により移動にためらいのある人々(移動躊躇層)が快適にストレスなく移動を楽しめるサービスだ。事業化を目指した専用プロジェクトが、ANAの企画室内に2019年4月に発足し、同年6月に産学官共同プロジェクトに発展している。



これまで出発地から到着地までの移動に介助が必要なときには、利用者が交通事業者それぞれに介助依頼を行っていた。同サービスでは、各事業者への介助依頼を一元的に受けることで、利用者の負荷を軽減する。同時に、事業者は介助が必要な利用者の効率的な情報収集が可能となる。

同実証は、ANA、ANAあきんど株式会社、北海道旅客鉄道株式会社(以下、JR北海道)の3社で、羽田空港~新千歳空港~札幌駅の移動を検証する。具体的には、羽田空港から札幌駅までの介助に必要な情報を、ANAとJR北海道が連携し、北海道ならではの課題抽出・解決策の検討に重点を置いて行う。さらに、2021年度に実施した他のエリアでの実証実験結果を基に、機能強化を図った仕組みを用いて検証する予定だ。

また、同実証では、事業者は、利用者役となるモニターが乗車する経路や時間を事前に把握した上で、介助の案内を行う。実証終了後には、モニターに有用性を調査するヒアリングを実施するという。

(出典:ANA Webサイトより)

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