Anyca、大日本印刷らのサービスを利用し運転免許証の真贋判定を補助
2021/7/15(木)
個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」は、運転免許証の真贋判定の補助に「ID確認 for eKYC」を導入する。株式会社DeNA SOMPO Mobility(以下、DeNA SOMPO Mobility)が7月12日付のプレスリリースで明かした。「ID確認 for eKYC」は、大日本印刷株式会社(以下、DNP)と、株式会社DNPアイディーシステムが提供するサービスだ。
「Anyca」は、DeNA SOMPO Mobilityが運営している個人間カーシェアサービスだ。これまで会員登録時には、カスタマーサポートセンターのスタッフが運転免許証画像を確認していた。「ID確認 for eKYC」を導入することで、カスタマーサポートセンターの業務負担を軽減する。
「ID確認 for eKYC」の特徴は、券面真贋判定補助機能と券面整合性判定機能だ。券面真贋判定補助機能では、券面の印刷の特徴を把握し、顔写真や住所等の部分的な貼り替えの有無を判定して偽造を見抜く。券面整合性判定機能は、券面をOCR(光学的文字認識)で読み取り、情報記載ルールや生年月日等の事実と整合しているかどうかを見抜く機能だ。
スマートフォンやタブレット端末で撮影された運転免許証の画像から「真贋スコア」を算出することで真贋判定を補助する。DNPが開発した運転免許証を利用する真贋判定ロジックを活用しており、本人確認におけるセキュリティの向上と業務負荷の軽減につなげる。なお、DeNA SOMPO Mobilityは、これまで以上に健全なユーザーコミュニティーの維持に努めると述べている。