自動車技術会 第2回自動運転AIチャレンジをオンライン開催
2020/12/15(火)
公益社団法人自動車技術会(以下、自動車技術会)は、第2回自動運転AIチャレンジを実施し結果を発表した。
同イベントの主催は自動車技術会。後援には経済産業省、東京大学生産技術研究所、日本自動車工業会、一般社団法人日本ディープラーニング協会が、さらに特別協賛でティアフォーと副賞協賛でUdacityがそれぞれ参画した。大会は当初、6月14日に東京大学生産技術研究所附属千葉実験所(柏キャンパス内)で実車を使用し「認識部門」と「制御部門」の競技を行う予定だった。
しかし、新型コロナウィルス感染防止のため、実車競技を中止し両部門をまとめてオンラインシミュレーションで実施し、参加者は開発したプログラムを提出する形式で行った。
「認識部門」は経済産業省主催 第2回AIエッジコンテスト上位チームを招待、「制御部門」は自動車技術会主催オンラインシミュレーション予選通過チームが出場し、計12チームが参加した。チームの内訳は、学生が1チーム、社会人が9チーム、社会人と学生の混合が2チーム。
設定したコースをシミュレーション上で完走したタイムにより順位を決定。制限速度を守る、歩行者、車、障害物にぶつからない、歩道に乗り上げないなどの交通ルールの順守が必須で、違反した場合は失格となる。
受賞チームは、以下の3組(敬称略)。
最優秀賞・経済産業省製造産業局長賞 受賞チーム:gatti リーダー: 坂本 伸、メンバー: 宇井 健一(いずれもNTTデータオートモビリジェンス研究所 所属)
(写真は、記事上部に掲載)
優秀賞・日本自動車工業会会長賞 受賞チーム:Shallow Learners リーダー : 中川 博憲、メンバー: 堀内 義雅、郡山 博輝(いずれもトヨタ自動車 所属)
3位入賞 受賞チーム:tomo123 リーダー : 中垣 友宏(サン電子)
なお、表彰式もオンラインにて実施し、後日、表彰式とシミュレーションの動画を自動車技術会サイトにて公開する予定。