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AZAPAのプロジェクトOliveがヘルステック市場に参入 体調や心の状態を「見える化」

2020/12/18(金)

AZAPA株式会社(以下、AZAPA)が進める「プロジェクトOlive」は12月16日に、AZAPAの開発・提供するヒトの感情を非接触で可視化する技術を活用し、ヘルステック市場へ参入すると発表した。センシングデバイスなどの制約を受けず、継続的かつ柔軟に体調および心の状態を見える化することで、遠隔医療や高齢者の見守りサービスの高度化を目指す。

プロジェクトOliveでは、ミリ波技術を活用した非接触生体センサーを用いて、心拍と呼吸センシングを中心に対象者の体調および感情をモニターすることを提案している。電磁波の反射を利用して体表面の振動をデータとして取得し、さらに振動の原因の一部である鼓動と呼吸の成分のみを抽出して可視化に用いることで、対象者は私生活を必要以上に開示することなくサービスを享受することが可能になる。

トイレの使用や入浴、テレビ視聴など、対象者が定期的に使用する場所や機器の付近に非接触センサーを設置してデータを取得するため、機材の装着を強いることもない。そのため、対象者は計測されていることを過度に意識することなく、緊張や不安を感じない安定した条件下での計測が可能となる。

これは、見守られる側の負担を減らすと同時に、見守る側に安心を与えることにもつながる。このモニタリング手法は、AZAPAがこれまで取り組んできたモビリティやオフィス分野でのノウハウを応用させたもので、同社はkの取り組みが遠隔医療における計測環境の構築につながるとの見解を示している。

非接触生体センサー(NE130x)およびデータ取得画面 © Neteera Technologies Ltd.

非接触生体センサー(NE130x)およびデータ取得画面 © Neteera Technologies Ltd.



さらに、プロジェクトOliveが保有する感情の可視化技術を総合的に活用することで、体調の見える化にとどまらず、対象者のストレスや疲れ、緊張などの心の状態を見える化することが可能。高齢者を精神面から見守ることで、メンタルヘルス不調を予防する見守りサービスの創出につなげる。

AZAPAは、これらの取り組みを通じて生体データの取得環境を構築し、身体面・精神面で重症化予防につながる遠隔医療・見守りサービスの実現を支援していく方針だ。

(出典:Digital PR Platform)

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