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EV電池・バッテリー安定供給に向けた取り組み【2022年1月~10月】

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2022/11/28(月)

EVのリチウムイオン電池やEV用バッテリーを安定供給するためには、原料の確保や工場を建てるための立地の確保など、さまざまな問題点を解決しなければならない。当記事では、リチウムイオン電池やバッテリーの安定供給に向けた各企業の取り組みについてまとめる。
パナソニック エナジー株式会社(以下、パナソニック エナジー)
パナソニック エナジーは、EV用リチウムイオン電池の負極材料である黒鉛について、カナダの黒鉛製造企業であるNouveau Monde Graphite Inc.(以下、NMG社)と、オフテイク契約(長期供給契約)に関する覚書を締結した。10月20日付のプレスリリースで明かしている。
同契約は、“鉱山から材料まで”を一貫して北米地域で行う事業開発プロジェクトを推進するための戦略的パートナーシップだ。具体的には、NMG社が有するケベック州のマタウィニー鉱山で採掘された黒鉛を精製し、同州ベカンクールにある電池材料工場において負極材を生産する。

今後は、パナソニック エナジー、NMG社、およびNMG社の転換社債引受を行う三井物産株式会社との3社間の協業により、北米での黒鉛一貫生産事業開発に向けたフィジビリティスタディ(feasibility study、事業化調査)を推進することも明かしている。NMG社が生産設備や材料サンプルを開発し、パナソニック エナジーがその評価などを行う予定とのことだ。そして、2022年度内のオフテイク契約の締結を目指すという。


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