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BMWとダイムラー、サービスを統合 独2大メーカーが手を組みモビリティサービスに先手

2019/2/25(月)

BMWとダイムラーは22日、両社のモビリティサービスを統合し、5つの共同出資会社を設立することを発表した。共同出資会社はカーシェアリングの「シェアナウ」、配車サービスの「フリーナウ」、マルチモーダルプラットフォームサービスの「リーチナウ」、駐車場予約の「パークナウ」、充電サービスの「チャージナウ」の5つ。
「シェアナウ」はダイムラーのcar2goとBMWのDriveNowを統合させた乗り捨て型のカーシェアリングサービス。400万人以上のユーザーが存在し、世界30都市で2万台のクルマを利用できる。

「フリーナウ」はmytaxi(ヨーロッパ9カ国)、beat(ギリシャ、ペルー、チリ、コロンビア、メキシコ)、Kapten(フランス、ポルトガル、スイス)、Clever Taxi(ルーマニア)の配車サービスを一つのサービスに統合する。世界130都市で25万人のドライバーを抱え、2,100万人以上のユーザーがいる。

「リーチナウ」はダイムラーのmoovelとReachNowを統合したサービス。アプリ一つで鉄道、バス、タクシー、自転車など、すべての交通機関に接続し、予約から決済までが可能。世界20都市で670万人のユーザーを抱える。

「パークナウ」は、ParkNow、BMWのParkMobile、RingGo、ParkLineの知見を組み合わせたサービス。アプリ上のリアルタイム地図で利用可能なスポット検索や決済が可能。ヨーロッパと北米の1,100都市で既に3,000万人のユーザーがいる。

「チャージナウ」はBMWの公共充電サービスChargeNowを踏襲したもの。25カ国で10万以上の充電ポイントにアクセスができる。

ドイツの2大車両メーカーが手を組みサービスを統合させることで、モビリティサービスの更なる促進が期待される。

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