フィーチャグループは、量産案件を中心とした新規案件の獲得、およびディープラーニングをはじめとした画像認識技術の研究開発を積極的に進めている。また、主力事業であるモビリティ事業にくわえ、スマートインフラ事業、DX(AI-OCR)事業へとサービス分野を広げ、事業の拡大を図っている。一方、ボッシュは、自動運転車やEV等「未来の車」での地位を確立するため、関連技術への投資を増やし、他社との協業体制の構築に動いている。

今回の業務提携に至った要因として、フィーチャは、ADAS向け画像認識分野において新たな価値創造を提供できることを挙げた。さらに、開発パイプライン拡充への寄与による同社の長期安定的な収益基盤の確立につながることが期待されることも要因として挙げている。

併せて、両社は、かかる開発業務を着実に推進していくにあたり、ボッシュがフィーチャ株式を保有する。これにより、両社グループの関係を一層深化させ、長期的な戦略パートナーシップを構築すると述べている。