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【ワクチン接種】メディカルキャンピングカーを東京23区に貸し出し開始

2021/4/27(火)

ベース車両
ロビンソンV95/ロビンソン771

キャンピングカーのレンタル事業「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(Japan C.R.C.)」を運営するキャンピングカー株式会社は21日、シミックホールディングス株式会社のグループ会社であるシミックソリューションズ株式会社(以下、シミックソリューションズ)と共同で、キャンピングカーをベースとした移動型ワクチン接種カーの貸し出しを東京都23区内の自治体へ開始すると発表した。 既に23区内の2区で運用を開始している。
これまでJapan C.R.C.は、総合病院やクリニックなどの医療機関がクラスターにならないよう、メディカルキャンピングカーを駐車場などの「院外」に設置し、発熱外来の一次診察施設やPCR検査施設として活用する取り組みを行ってきた。今回Japan C.R.C.は、これら医療分野におけるキャンピングカーの活用ノウハウを活かし、特設会場にいくことなくワクチン接種が可能な「移動型ワクチン接種カー」の貸し出しを23区内の2つの自治体へ開始する。
今回の取り組みは、医療分野において自治体や医療機関へ様々な支援事業を行ってきた実績を持つシミックソリューションズと共同での開発を行った。シミックソリューションズが持つノウハウと医療現場のニーズを最大限拾い上げることで、ワクチン接種カーとして稼働する際に、最適な機能を装備した車両の提供を行う。

キャンピングカーを活用することで、外出を伴うワクチン接種が困難な事情を抱えている方の自宅近くや高齢者介護施設などの入居施設へ出張型でのワクチン接種を行う事が可能だ。施設内や自宅でワクチン接種スペースがない場合でも、駐車場を借りてワクチン接種カー車内で接種することもできる。施設内から離れた所でワクチン接種を行うことで、密を避け、感染拡大のリスクを軽減する。

今回の移動型ワクチン接種カーは、ロビンソンV95/ロビンソン771をベースとして、ワクチン保管用のポータブル冷凍庫、医療用具一式、救急診察医療機器などを備え、特別レイアウトに変更した。電源を供給するサブバッテリーが搭載されており、車内でワクチン保管用冷蔵庫など家庭用100Vの電化製品を利用できる。

また、車載装備のベンチレーター(換気扇)を回せば換気効果も高く、車両に備え付けのシェード(目隠し)を閉じる事でプライベート空間が確保されるので、周囲の目を気にすることなく車内でワクチン接種を受けられるという。万が一、ワクチン接種後に体調不良が生じた場合の救急診察室として利用可能だ。

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